2017年8月17日 (木)

隠れた老舗

 6月17日(土) 与太呂(最寄駅:近鉄奈良線・新大宮)
 酒場を探して街を歩いていると、時々踊り出したくなるほどうれしいことがあります。それは、住宅街の中に、ポツンとたたずむこんなお店を見つけた時。
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もう、見るからに、いかにも老舗な雰囲気。そこはかとなく哀愁を帯びた、それでいてどことなくちょっと怪しげな、こういう雰囲気にめっぽう弱いおっちゃんです。そら、もう、入ってみなしゃあないです。
 で、入ってみると…
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丁寧に手入れされ、美しく齢を重ねた品の良い内装、使い込まれたカウンターやネタケース、お品書きの黒板。それでいて…
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箸置きがちょっと遊んでいたり。「キャ~、豚よブタさんよ~」(^皿^)
 で、メニューのサラダ系が妙に充実していたりするので、「ツナポテトサラダ」を注文すると…
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丁寧なお仕事のポテサラ。そして、盛り付けがちょっとおしゃれだったり。
 和なアテはどうでしょうか。
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「うざく」です。まあ、確かめるまでもないかとも思ったんですけどね。果たして予想通り、これまた、お酢が丁寧なお仕事です。地味にいいウナギを使ったはったり、刻みミョウガがうれしかったり。う~ん、冷や酒が旨いですなぁ。
 おっちゃんの大好きな鶏アテ。
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「玉ヒモ煮」。薄味の上品なダシを、全然濁らせることなくきれいに炊いたはります。玉ヒモの下処理がすごく丁寧で、ヒモに余計な臭みやヌメリはなく、サクっ! プリっ!とした小気味良い食感。キンカン(玉)のほうは、煮過ぎずホクホク。天盛りされた針ショウガで、長年鍛えた包丁の冴えがよくわかります。
 聞けば、創業30年以上の老舗。「さもありなん」なお仕事です。実は、こうしてブログに公開しようかどうか、迷ったんです。 もし、おっちゃんが、テレビや雑誌で売れっ子のグルメ評論家のセンセイだっとしたら、いわゆる「教えてたまるか」ってお店ですね。

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深すぎる余韻

 6月10日(土) 酔in(最寄駅:JR琵琶湖線・石山)
 お仕事で石山まで行ったので、晩御飯を食べて帰ろうと歩いていると、気になる店構えの日本酒バーらしきお店を発見。
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すると、すぐに寄ってしまうこのおっさん。付き出しの「ホウレンソウのゴマ和え」をアテに、まずは生ビールです。
 どうせなら、日本酒も地元のものを。
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お馴染み「七本鎗」(冨田酒造、滋賀県長浜市)。このお店では、基本的に全銘柄純米だそうです。
 アテには…
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軽く炙った「ホタルイカの素干し」。こんなアテがあると…
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「美穂鶴 原酒」(大美酒造、岡山県真庭市)。
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おぉ、「大星」(岡村本家、滋賀県豊郷町)なんてあるぜ(^^)
 アテがなくなったので…
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「手羽玉子」。薄味のダシが絶品。手羽さんホロホロ。お酒もすっかり回っていい気分。こりゃ、余韻が深すぎるぜ(^^;)

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2017年8月16日 (水)

アテになる野菜

 6月4日(日) 吟(最寄駅:近鉄橿原線・畝傍御陵前)
 俗塵にまみれっ放しのおっちゃんですので、たまには神聖な神前に詣でて、神様のエネルギーをいただこうと、嫁たぬきと橿原神宮にお参りしました。
 まだ6月とはいえ、天気が良いと清々しいのはいいのですが、やっぱり暑い。喉が渇く。ビールが欲しい――というお決まりの図式。とはいえ、昼日中からやっている居酒屋なんて、郊外にはないよなぁ、と思っていると、「吟」さんがランチ営業中。店先のメニューを見ると、なんと、アテやお酒もいただけるみたいじゃないですか。
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 で、早速プシュっ!と。冷えた生ビールはたまらんですねぇ(^^) 自家栽培の野菜が充実しているみたいですが、野菜だとアッサリすぎてアテになるでしょうかねぇ。
 まず「豚肉のハニーマスタード焼き」を注文してみました。
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豚肉の、といいながら、付け合わせの野菜のボリュームがすごい! しかも、どの野菜も味がめっちゃ濃いぃ。大地のチカラをしっかりと蓄えてますよ、これは。
 嫁たぬきが「野菜の天ぷら」を注文しました。
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これもまた、なかなかのボリューム。自家栽培のものを中心に、近隣の農家さんか直接仕入れるという野菜は、実に旨い。野菜好きの嫁たぬきは大喜び、おっちゃんは塩をチョン!と付けて、ええアテになるので大喜び。
 で、「焼き野菜」はというと…
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「なんということでしょう!」(劇的大改造!ビフォーアフター風に) ニンジンは葉まで旨いし、ヒゲまで食べられるヤングコーンなんて初めてです。ピーマンやブロッコリーの甘いこと。こういう居酒屋さんは珍しいですね。
 お造りもいただきましたが、産地までわざわざ仕入れに出掛ける本格派。旬の魚と野菜があれば、それだけでも怖いものなしなのに、牛肉は何と松阪牛を取り寄せているそうです。それでお値段がお手頃となれば、こりゃ、また来なしゃあないですよね。

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2017年7月23日 (日)

仕上げはゴルゴンで

 6月1日(木) Buffo(最寄駅・京阪電鉄・枚方市)
 嫁たぬきと久々の「Buffo」さんです。まずは「鶏肝のパテ」。
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ミッチリと肝!ちゅう感じです。塗りぬりするバゲットが足りませんが、追加は別料金なんで、あるだけ塗りぬりで食べて、あとはチョビチョビつまみます。
 嫁たぬきリクエスト「サラミ」。
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もう、言わずもがなのワインのアテ。おっちゃんはグラスワインの赤をもらいます。
 お腹のすいた嫁たぬきのご飯代わり。
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ちょいサイズなので、小腹にピッタリ。トマトソースが何気に旨い。
 で、仕上げは…
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「ゴルゴンゾーラチーズとハチミツのピザ」。ゴルゴンの強めの塩味とハチミツの相性がたまらん。サクサクのパイみたいな生地は軽いので、お腹に余計な溜まり方をしません。さて、もう1軒、どこに行こう?(笑)

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手軽なお寿司

 5月30日(火) 富寿司(最寄駅:京阪バス・三ツ池)
 嫁たぬきが実家に行きましたので、おっちゃんは放し飼い。
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ご近所の「富寿司」さんで晩御飯。回っていない寿司屋さんで造りをいただくと、ハズレがない一方、それなりのお値段がしますが、このお店はいたって気さくで手軽。マグロの造りをお願いすると、ちょっと海苔があしらってあります。鉄火巻のマグロみたいに海苔の香ばしさがプラスされて旨い。
 アナゴが食べたかったんですが、今日は入荷してないそうなので…
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「ウナギの押し寿司」です。今やウナギは高級食材ですからね。サっ!と炙り直してあるので香ばしい。ビールに合いますねぇ。
 で、仕上げはいつもの「鉄火巻」。
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ワサビがチョイと効いてビールがグイっ!と進みます。
 さてと、このまま帰ってもヒマなので、お歌のお稽古にでも行くとしますか(^^)

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茹でソラマメ

 5月25日(木) たこ柾(最寄駅:京阪電鉄・枚方市)
 お馴染み「たこ柾」さんです。初夏らしいアテはないものかと…
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「茹でソラマメ」がありました。揚げても旨いんですが、新鮮なものなら、塩茹でかサヤごと焼いて、ホクホクを食べるのが好きです。ほんのり塩味の茹でソラマメ、上品な甘さがいいですねぇ。枝豆もいいですが、こいつもビールによく合います。
 見た目が涼し気な「アナゴの煮凝り」。
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たまにボテっ!と濃いぃ味付けのがありますが、それではアナゴの甘さと香ばしさが生きませんから、 やっぱりこんなふうに薄味でないと。ホロっ!と崩れる柔らかなアナゴが旨い。今度は冷や酒にしよっと。
 冷や酒に合うこんなアテ。
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嫁たぬきリクエスト「ジャガイモ饅頭のそぼろあんかけ」。金アンに鶏さんのそぼろが旨い。
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おっちゃんリクエスト「レンコン饅頭のあんかけ」。こちらは銀アンです。キヌサヤの緑が綺麗。中からプリプリのエビさんが。
 で、がっつり食べる嫁たぬきの仕上げ。
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「鯛めし」。添えられた漬物が何気に旨い。涼しげで、そしてほっこりな初夏の夜でした。

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住宅街の隠れ家

 5月15日(月) エルミタージュ(最寄駅:近鉄奈良線・生駒)
 生駒駅から南に向かって坂を少し登ると、住宅地に向かって長~い下りになります。下りなんでしんどくないからいいや、と思ってちょっと遠くまで歩いてみると、「料理屋」と枕詞が付いた「エルミタージュ」さんの看板が出ています。
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う~ん、何料理なんでしょうねぇ? そりゃ、入って確かめなしゃあないでしょ、この気になる風情。
 ゆるやかな弧を描く大きなカウンターと、無数のワインのコルク栓を使ったオブジェが印象的な、フランス料理中心の居酒屋さんですね。居酒屋と言ったのは、どの料理も酒のアテになることを前提に考えてあるな、と感じたからです。
 付き出しは…
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「エンドウ豆の冷製スープ」。これが、ビールによく合うんだな。エンドウ豆の食べ応えを感じる適度なポッテリ感があって、初夏らしくていいですねぇ。
 前菜に、こんなのをもらいました。
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「ウニのムース」。これは秀逸ですねぇ。ウニのコクがブイヨンとうまく溶け合っています。ムースに仕立てた口解けは良く、柑橘のような爽やかさも少し感じます。バターのコクがウニの余計なクセを消してますね。生ウニでは淡白すぎてつまらないので、塩ウニのいいのを使うそうです。バゲットに塗りぬりしても、そのまま箸でつまんで舐めながら飲んでもいいでしょう。ビールでも、ワイン(おっちゃん的には白より赤ですね)でも、そしてもちろん日本酒や焼酎でも。こりゃ、紛れもない酒のアテですよ。
 季節の魚のお造りなんかも普通にあるので、酒はワインでないといけないなんてことは全然ありません。これからの季節、旨さを増すアナゴをフォアグラ巻きでいただきます。
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何て丁寧なお仕事。ソースは赤ワイン仕立てです。開店以来、継ぎ足し継ぎ足しして使ったはるそうです。アナゴを巻きまきしたフォアグラが中心でジュワっ!と溶け、バターが香り、赤ワインのソースがシッカリと全体を包み込んでまとめています。濃厚ですが、ちゃんとアナゴの繊細な香ばしさが生きているところが見事です。ワイン飲まなしゃあないですよ、これは。飲み過ぎてヘロヘロになったことは言うまでもありません(^^;
 住宅街の真ん中にあるお店って、たまにこういう超個性的な大当たりのお店があるから楽しいんですよ。

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うどん屋のアテ

 5月13日(土) ゆでぞう 枚方店(最寄駅:京阪電鉄・枚方市)
 やっと腰を据えてブログを更新するヒマができましたので、久々の更新です。
 
 東京の酒飲みの皆さんの中には、そば屋で一杯やるのが粋でよいという方がいらっしゃいます。大阪はうどん文化圏ですから、うどん屋のアテで一杯やると、粋かどうかはちょっと置いといて、どんな具合になるか駅前のゆでぞうさんで試してみました。
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「スジ肉の煮込み」です。そば屋ならスジ煮込みはないでしょうが、うどんだと「スジ肉うどん」なんてパターンもあるので、あっても不思議はないですね。普通に旨い。
 東京では、これが載ったそばを「きつねそば」というらしい。
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「きつねあげ」です。ワサビが添えてあります。大阪なら「きつねうどん」に対し「たぬきそば」ですよね。「うどんがきつねやねんから、そばはたぬきにしとこか」という洒落が、いかにも大阪です。ちなみに、天かすの入ったそばを、なぜ東京で「たぬき」と呼ぶかは、よく知りません(^^;
 ほかには、こんなアテ。
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「キャベツと塩昆布のサラダ」とか…
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「炙りベーコン」とか…
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「鶏モモの塩焼き」。焼鳥まであるのがうれしいじゃないですか。
 そば屋のアテに、そばの具にもなる天ぷらや板ワサ(カマボコ)、焼きネギとか、ソバの実を使ったソバ味噌なんかがあり、そばとの関連性が強いのに対し、うどん屋の場合、うどんそのものとのつながりは薄いように思えますね。
 でも、締めのこれはうどん由来のメニューですよね。
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「肉吸い」。ちょいサイズもあるのがうれしい。肉吸いは、二日酔いで食欲がなかったので「肉うどんのうどん抜き 」と注文した芸人がいたことが由来とか。 ここの店には「カレー肉吸い」なんかもありました。
 要は、そば屋でもうどん屋でも、休日の昼酒って、酒飲みにはたまらんなぁ、ということですね(^^)

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2017年7月 2日 (日)

満腹肉吸い

 5月11日(木) たか志(最寄駅:JR大阪環状線・桃谷)
 嫁たぬきが旅行に行ってますので、今夜のおっちゃんは“放し飼い”です。久しぶりに「たか志」さんに寄ってみましょう。
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付き出しに「サーモンの南蛮漬け」が出ました。タマネギとミョウガとカイワレを添えてシャキシャキ食感をプラス。いいですねぇ~(^^) よく冷えた生ビールをぷっはぁ~♪
 お造りに「キビナゴ」がありますね。
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ピカピカですねぇ。生姜醤油をチョン!と。ビールでも日本酒でも。やっぱり日本酒にしよっと♪
 冷や酒のアテにこんなのも。
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「小芋の炊いたん」です。天盛りされた柚子がうれしい(^^) 酒が進みますなぁ。
 仕上げに「肉吸い」を。
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また、これが、豆腐やシメジも入ってボリューム満点。アツアツの汁が酒で冷えたお腹に優しい。なかなかガッツリで満腹な肉吸いでした。

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揚げ出しジーマミ豆腐

 4月29日(土) 海月(最寄駅:京阪電鉄京津線・京阪山科)
 ヒマだったので、嫁たぬきのお歌のお稽古に付いて行きました。帰りに一緒にプシュっ!とやって帰るためです。
 どこに行きたかったかというと、山科の「海月」さん。で、何が食べたかったかというと…
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「揚げ出しジーマミ豆腐」。前に行った時に、無料サービス券をもらってたんですよねぇ(^^)
 アップにすると、こんな感じ。
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普通の揚げ出し豆腐と写真だとそんなに変わらん(^^; 黒いのは揉み海苔、茶色いのは花カツオ、そしネギもかかってますね。ダシは普通の揚げ出し豆腐と同じようなダシ。でも、フワトロのジーマミに片栗粉を付けて揚げるのって、結構手間で難しいと思いますね。ほんのり甘い風味のジーマミが、より一層トロトロな感じ。こりゃ、ちょっと面白いアテですね。ビールはもちろん「オリオン」の生です。
 ここのお店では、「海ブドウ」を自家栽培したはるんですよ。沖縄の清らかな海でないと育たないと勝手に思ってましたが、水槽でも“養殖”できるんですね。
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だから、新鮮な海ブドウを生でいただけるんです。シークワーサーを使った自家製塩ポン酢が絶妙。
 もちろん、泡盛ももらって…
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アテは「スーチカ」。沖縄風の塩豚ですね。レッドペッパーや、添えられたサンバル風な香辛料が旨い。
 嫁たぬきリクエスト「京野菜と麩のチャンプルー」。
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茄子は賀茂茄子ですね。あと地野菜をいろいろ。そして、生麩が入っています。肉はやっぱりスパムじゃないといけませんよねぇ。
 おっちゃんの泡盛のアテ「ゴーヤとクリームチーズのアンダンスー和え」。
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彩に針唐辛子があしらってあります。沖縄風の肉味噌、アンダンスーでクリームチーズとスライスしたゴーヤを和えただけのシンプルなアテですが、「これで泡盛を飲まずして何を飲むかっ!」というくらい、泡盛との相性が抜群です。
 肉味噌のペタっ!とした甘さと脂、クリームチーズの濃厚なコクが、アルコール度数の高い泡盛でシャキっ!と切れて、ゴーヤの苦みが妙に後を引く。調子に乗って泡盛をおかわりしようとして、嫁たぬきに「きぃ~っ!」と怒られたことは言うまでもありません。

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