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2017年5月 3日 (水)

さらば、ほんこん

 3月25日(土) ほんこん(最寄駅:京阪バス・西池ノ宮)
 非常に残念ですが、「ほんこん」さんは…
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閉店の3月31日まで、まだ日がありますが、これで最後の訪問になります。さすがに、今回は前に来た時に予約しておきました。「今度、一回いっしょに行こう」と言っていた、いとこの梅吉兄貴も誘いました。
 いつもの「ザーサイ」から。
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これをアテにひとしきり飲めてしまうんですよねぇ。
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あれ? またザーサイが出て来ましたよ。さっきのは、おっちゃんがいつも生ビールとセットでザーサイを頼むのを先読みして、「今日はオーダーが立て込んでいるから」と、女将の葉さんが気を利かして付き出し用にサービスしてくれたみたいです。こういうちょっとした気遣いがうれしい。
 アテに頼んでおいた「蒸し鶏」がきました。
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このネギソースが絶品。我が家の鶏ハム用ネギソースは、このパクリです。初めて来た梅吉兄貴も「旨っっ!」と悶絶しております。
 これまで食べてなかったメニューをいろいろと。
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めちゃめちゃ普通に「八宝菜」。材料の下処理がどれもすごく丁寧です。エビさんイカさんはプリプリ。豚さんムチムチ、筍シャキシャキ、木耳(きくらげ)コリコリ。タップリでなく少なめですが、よく絡んだ油控えめで薄味のアンがたまらん。ご主人の姚さん、さすがは特級厨師、いつもながら見事なお仕事です。
 そういや、魚系のメニューは食べてなかったですねぇ。中途半端なお店で食べると、魚臭かったり、臭みをごまかすために妙に味が濃かったりするんですよねぇ。だから、これまで無意識に避けていたのかもしれません。
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当然、ここだとそんな心配はまったく無用。「季節野菜と白身魚の炒め」です。シャキシャキのブロッコリーの風味も食感も良く、丁寧に下粉を打って油通しされた白身魚はホクホク。余計な油臭さもありません。
 シッカリと記憶にとどめておきたい、ご自慢の「四川麻婆豆腐」も。
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華やかな花椒の香り、いきなりガツンと無駄に辛くないがじんわり効いてくる激辛ソース、挽き肉のミッチリ感、フワフワの豆腐。ええ歳した3人が大汗かきながら悶絶です。
 そういや、焼きそば系もほとんど食べてなかったですね。
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「醤油焼きそば」。もう、こんなのいただいたら、どうしましょ。油コテコテの焼きそばは、食べられなくなっちゃいますねぇ。シンプルな醤油味、シャキシャキの野菜、適度にコシがあり柔らかすぎない麺、香りよくプリプリのエビさん…
 ええい! ふかひれスープもいっちゃえ!
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「鶏とフカヒレのスープ」です。 色は濃いですが、いたって薄味。鶏さんの身から出た旨味とスープが一体になって、プリプリのフカヒレを包んでいるっちゅう感じです。
 締めは、嫁たぬきリクエスト「ゴマ団子」。
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何と繊細なお仕事! まん丸な団子をゴマがちゃんと均等に包んでいます。当然、揚げてありますが、油っ濃さなど微塵も感じないのはもちろん、表面のゴマに1点のコゲもありません。柔らかな皮に包まれた餡は、実に上品な甘さ。中華料理の甘味モノは、ボテっ!と甘いという先入観は見事に打ち砕かれました。やっぱりちゃんとしたのをいただかないと駄目ですねぇ。この餡は、きっと、日本人の一流の菓子職人さんと同じように、小豆や砂糖、そして餡というものを熟知しておられるお仕事です。
 ご家庭の事情とはいえ、閉店されるのは、ほんとに残念です。これで食べ納めかと思うと思わず涙が出ました。いつまでも記憶にとどめて、いや、とどめようと思わなくてもずっと記憶に残るお仕事でした。いつの日か、どこかで、ぜひまた味わう機会が訪れることを祈って。さらば、ほんこん。
 

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